人生の選択に「正解」ってある?
人生には、大きな選択を迫られる瞬間があります。
どちらを選べば、うまくいくのか。
どちらを選べば、後悔しないのか。
でも本当は、
「選ばなかった方が気になる」
――そんな不自由さこそ、人を一番悩ませるんですよね。
今日は、僕がかつて体験した“人生の分岐点”についてお話しします。
そこには、自由の追求と、実用の哲学と、ドラクエがありました。
転職という名の人生イベント
2019年7月、僕は21年間勤めた大手酒類メーカーを退社し、フォトグラファーになりました。
理由はシンプルで、趣味で10年近く続けていた写真が得意だったからです。
でも実は、もう一つ本気で悩んだ選択肢がありました。
それが「ワイン関連の仕事」。
ソムリエ資格とチーズプロの資格も持っていたし、会社の助成制度を使って
学んでいたこともあり、
写真と同じくらい、こちらにも未来を感じていたんです。
選べば、選ばなかった自分にはなれない
どちらを選ぶか。
それは「どちらかを諦める」ことでもある。
たとえば、
もし“裕福な老人”になったら、“ハングリーな老人”としての生き方はできない。
選ぶことは自由。
でも同時に、選ばなかった自分になれないという不自由を引き受けることでもあるのです。
ドラクエVが教えてくれた「選択の構造」
ここで突然ですが、
国民的RPG『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』のお話をさせてください。