「強みを活かそう」とよく言われるけれど、
そもそも、自分の“強み”に気づけている人がどれほどいるだろうか。
努力して身につけた「能力」と違い、
強みは自分では気づきにくい。なぜならそれは──
自然とやってしまうこと、無意識にできてしまうことだからだ。
目次
「できること」には2種類ある
ひとつは、努力して身につけたこと。
もうひとつは、気がついたら身についていたこと。
僕はこれらをそれぞれこう呼んで明確に分けている。
- 能力:努力して、できるようになったこと
- 強み:努力しなくても、できてしまうこと
どちらも「できること」には変わりないが、
性質がまるで違う。
強みは、偶然の中で生まれる
実はこの「強み」、
意図的な努力よりも“偶然の体験”の中で育つことが多い。
偶然とは、自分で計画したわけでも、狙ったわけでもないこと。
だからそこでの成功体験は意識に残りにくい。
一方、努力したことはどうだろうか?
例えば一生懸命に勉強してやっとの思いで取得した資格。
これは自分の「能力」として誇れる思う。
でも、偶然の体験の中で培ったであろう「強み」は認識していないことが多い。
スティーブ・ジョブズの人生にも、そんな体験の中で培った強みで覚醒した神エピソードがあった。